ブログ自動化の全体像|Make×AI×WordPressで毎朝記事が増える仕組みを作った

AI活用

ある朝、スマートフォンを手に取ってブログの管理画面を開いたとき、
昨夜投稿した覚えのない記事が1本増えていました。

「あ、動いてる」

その瞬間の感覚は、今でも忘れられません。
何度も失敗して、何度も途中で止まって、
ようやくたどり着いた「仕組みが動いている」という感覚でした。

今回は、その状態にたどり着くまでの失敗と試行錯誤、
そして実際に構築したMake×AI×WordPressの仕組みの全体像をお伝えします。

気合いで始めて、3回止まった

ブログを最初に始めたのは数年前のことです。
「毎日更新すれば成果が出る」と信じて、気合いで書き始めました。

最初の1ヶ月は続きました。
2ヶ月目に入ったあたりで、本業の疲れが積み重なり、
「今日だけ休もう」が1週間になり、1ヶ月になりました。

それを3回繰り返しました。

毎回、同じパターンでした。
気合いで始める→疲弊して止まる→罪悪感を感じる→またゼロからやり直す。

3回目に止まったとき、僕は「気合いで続けることを諦める」という決断をしました。
代わりに、「気力がなくても動く仕組みを作る」という方向に舵を切ったんです。

仕組みを作ろうと決めた日

当時の僕が抱えていた課題は明確でした。

・本業が忙しい日でも更新が止まらないようにしたい
・アイキャッチ画像の作成に毎回30分以上かかっていた
・SNSへの投稿告知を忘れることが多かった

これらをすべて自動化できれば、ブログは続くはずだと考えました。

調べた結果、ノーコードの自動化ツール「Make(旧Integromat)」と
AIを組み合わせることで実現できそうだとわかりました。

最初の壁:ConoHaのセキュリティブロック

早速、MakeとWordPressを連携しようとしたのですが、
最初の設定から壁にぶつかりました。

通常のWordPress REST APIエンドポイント(/wp-json/)が
ConoHa WINGのセキュリティ設定でブロックされていたんです。

何度試してもエラーが返ってくる。
「なぜ動かないのか」と頭を抱えた夜が何日もありました。

解決策は「?rest_route=」形式のエンドポイントを使うことでした。
通常の/wp-json/形式ではなく、クエリパラメータ形式で叩くことで
ConoHaのブロックを回避できることがわかりました。

この発見に3日かかりました。
でも、この3日が後の全自動化の土台になりました。

構築した仕組みの全体像

現在稼働している自動化パイプラインの全体像はこうなっています。

1. Makeのスケジューラーが毎朝指定時刻に起動
2. Google Gemini APIにプロンプトを送り、記事本文を生成
3. Vertex AI Imagenでアイキャッチ画像を自動生成
4. WordPressのREST APIで記事と画像を投稿
5. BufferがSNS(X・Threads)への投稿告知を自動実行

これらがすべて自動で動きます。
僕がやることは、最初に記事のテーマと方向性を登録しておくだけです。
あとは仕組みが全部やってくれます。

初めて「動いた」瞬間

設定完了からテスト投稿まで、最終的に3日かかりました。
何度もエラーに直面し、そのたびにデバッグを繰り返しました。

そして、初めて自動投稿が成功した朝。
管理画面を開いたら、見覚えのない記事が1本増えていました。

「あ、動いてる」

この感覚を経験してから、自動化への見方がまるっと変わりました。
「手を抜いている」という罪悪感は一切ありませんでした。
ただ、純粋に「仕組みを作れた」という達成感だけがありました。

この仕組みを作って変わったこと

自動化パイプラインを稼働させてから、いくつかのことが変わりました。

まず、ブログの更新が止まらなくなりました。
本業が繁忙期でも、体調が優れない日でも、記事は出続けます。

次に、精神的な余裕が生まれました。
「今日も更新できなかった」という罪悪感から解放されました。

そして、コンテンツ設計に集中できるようになりました。
記事を1本1本書く作業から解放されたことで、
「どんなテーマで、誰に向けて、何を伝えるか」という
本質的な設計に時間を使えるようになりました。

自動化の先にあるもの

よく「AIに書かせた記事は質が低いんじゃないか」と聞かれます。

正直に言うと、最初はそうでした。
プロンプトが雑だと、出てくる記事も雑でした。

でも、プロンプト設計を磨いていくうちに、
読者の反応も変わっていきました。

AIは道具です。
道具の質は、使う人間の設計力で決まります。

「AIに任せる=手抜き」ではなく、
「AIを使いこなすための設計力を磨く」という視点に変わったとき、
ブログ運営が本当の意味で楽しくなりました。

まず1つから始めてみる

いきなり全部を自動化する必要はありません。

最初の1歩としておすすめなのは、
「記事の下書きだけAIに作らせてみる」ことです。

下書きができれば、あとは編集するだけ。
その時間は、ゼロから書くよりも大幅に短くなります。

その次に、アイキャッチ画像の自動生成。
その次に、WordPressへの自動投稿。

1つずつ仕組みを作っていくことで、
気づいたときには「毎朝記事が増えている」状態になっています。

遠回りに見えて、それが一番の近道だと思っています。

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