何か新しい挑戦を始めようと決意した瞬間というのは、
誰でも胸がワクワクして、ものすごいやる気に満ちあふれていますよね。
僕も「よし、これから毎日ブログを書いて人生を変えるぞ」と、
パソコンの前に座って、熱い闘志を燃やしていた時期がありました。
しかし、数日も経つと、あの時の熱量はどこかへ消え去ってしまいます。
いざパソコンの前に座っても、キーボードを叩く手がピタッと止まり、
白い画面をただぼんやりと眺めるだけで、時間ばかりが過ぎていく。
そんな苦しくて焦る経験を、僕は数え切れないほど繰り返してきました。
「自分には文章を書く才能が全くないのかもしれない」と深く落ち込んだり、
何をやっても三日坊主で終わってしまう自分を責めたりしたこともあります。
画面の向こうにいるあなたも今、そんな見えない壁にぶつかって、
一人で静かに悩んだり、諦めそうになったりしていませんか?
でも、どうか安心してください。あなたが作業を続けられないのは、
決してあなたの意志が弱いからでも、気合いが足りないからでもありません。
ただ、人間の心理に基づいた「継続するためのコツや仕組み」を、
これまでの生活の中で、知る機会がなかっただけなのです。
この記事では、僕が何度も挫折して泥水をすすってきた経験から学んだ、
無理なく、そして自然に作業を続けられるようになる仕組み作りをお伝えします。
これ以上自分を責める必要はありませんので、まずはリラックスして最後まで読んでみてくださいね。
なぜ多くの人がブログの継続で挫折してしまうのか
まず、どうしてあんなに高かったモチベーションが途中で消え失せ、
手が止まってしまうのか、その根本的な原因を一緒に整理してみましょう。
多くの人が挫折する最大の理由は、始める前の「やる気」という、
非常に不安定で気まぐれな感情に頼りすぎていることにあります。
やる気というのは、天候や体調、日々のストレスによって激しく乱高下します。
心身ともに充実していて、元気な日はスムーズに机に向かうことができますが、
仕事でひどく疲れた日や、嫌なことがあって気分が沈んでいる日は、
一気にエネルギーが切れてしまい、作業をする気力が湧かなくなります。
僕自身、平日の仕事から帰ってきてヘトヘトに疲れているときは、
「今日は体が重いし、頭も働かないから明日頑張ればいいや」と、
甘い言葉で自分を誘惑し、作業を先延ばしにするのがお決まりのパターンでした。
そして次の日になると、さらにハードルが上がり、そのままフェードアウトするのです。
科学的にも、人間の脳は本能的に「いつもと違う新しい行動」を激しく嫌い、
慣れ親しんだ快適な現状を維持しようとする、強力なブレーキをかける性質があります。
この強力な脳の防衛本能に対して、気合いや根性といった一時的な精神力だけで、
真っ向から立ち向かって勝ち続けるのは、そもそも不可能な話なのです。
つまり、あなたがこれから作業を継続していくために本当に必要なのは、
血の滲むような努力や強い精神力ではなく、もっと簡単なことです。
やる気の有無に関係なく、勝手に体が動いてしまうような「仕組み」を、
自分の生活空間の中に、あらかじめ組み込んでおくことなのです。
僕の最初の失敗:高すぎる目標と燃え尽き症候群
ここで、僕が過去に犯してしまった、今思い出しても恥ずかしい大失敗を共有します。
ブログを始めた当初、僕はあまりにも鼻息が荒く、
「今日から毎日、必ず何千文字もの素晴らしい記事を書き上げるぞ」と、
自分の実力を遥かに超えた、高すぎる目標を設定してしまいました。
最初の3日間ほどは、寝る時間を限界まで削って、気合いで乗り切りました。
しかし、そんな不規則で心身に負担を強いる生活が、長く続くはずもありません。
一週間が過ぎる頃には、体は鉛のように重くなり、精神的な疲労もピークに達して、
パソコンの前に座るだけで、吐き気がするほど燃え尽きてしまいました。
一度でも作業をサボって計画を破ってしまうと、今度はものすごい自己嫌悪が襲ってきます。
「やっぱり自分はダメな人間なんだ、何をやっても中途半端に終わる」と決めつけ、
そこから何週間も、パソコンのキーボードに触るのすら嫌になってしまいました。
この手痛い失敗から、僕が身をもって学んだ最も大きな教訓は、
「最初から完璧な成果を求めて、自分を追い詰めてはいけない」ということです。
まだ慣れていない段階での高すぎるハードルは、自分を励ますどころか、
ただ自分の心を傷つけて、挑戦そのものを諦めさせる凶器になってしまいます。
何かを新しく継続することにおいて、最も避けるべき最悪の事態は、
完全にエネルギーが切れて燃え尽き、途中で辞めてしまうことです。
たとえ小さな一歩であっても、歩みを止めずにゆっくりと進み続けることの方が、
短期的な大爆発よりも、何十倍も価値があり、最終的な成果に繋がります。
習慣化のコツ:やる気に頼らず「仕組み」で動く
では、具体的にどのようにして習慣化の仕組みを作っていけばいいのでしょうか。
その最も効果的で簡単な鍵は、あなたの日常のルーティンに対して、
新しく始めたい行動をぴったりと紐付けることです。
心理学の世界では「イフ・ゼン・プランニング」と呼ばれる非常に強力な手法です。
「もしAが発生したら、Bをする」というシンプルなルールをあらかじめ決めておきます。
例えば、当時の僕の場合は「朝起きて、お気に入りのコーヒーをマグカップに入れたら、
そのまま迷わず書斎のイスに座って、パソコンを開く」というルールを作りました。
このルールを徹底することで、「さあ、今日はいつ作業を始めようか」とか、
「何から手をつければいいのだろう」と頭を悩ませて迷う時間が、一切なくなります。
行動がすでに全自動でパターン化されているため、脳の無駄なエネルギーを全く使わず、
気がついたときには、自然といつもの作業に入ることができるようになります。
毎日の生活の中で、お風呂に入ったり歯を磨いたりする前に、
「よし、今日も気合いを入れてやるぞ」と固く決意する人はいないはずです。
何も考えずに体が動くそれらの習慣と同じレベルまで、
書くという作業を日常の何気ない風景の一部として溶け込ませていきましょう。
始めたばかりの最初のうちは、少しだけ意識的な努力が必要かもしれません。
しかし、2週間、3週間と繰り返すうちに、不思議な変化が起こり始めます。
今度は逆に「その作業をやらないと気持ち悪い」という感覚が芽生えてくるのです。
ハードルを極限まで下げる「スモールステップ」の魔力
習慣化を確実に成功させるためのもう一つの極意は、
作業を始める際のハードルを、バカバカしいと思えるほど極限まで低く設定することです。
例えば、「毎日1行だけ書く」「パソコンの前に座って電源を入れるだけ」など、
どんなに疲れていても絶対に達成できる超低空のレベルを合格ラインにします。
「そんな数秒で終わるようなことで、本当に意味があるの?」と疑いたくなりますよね。
しかし、ここで最も重要なのは「作業の質」や「こなした量」ではなく、
「今日も自分の決めた行動をしっかりと起こすことができた」という、
脳への小さな成功体験の刷り込みと、継続の記録を途切れさせないことです。
実際にやってみるとよく分かりますが、作業の中で最も大きなエネルギーを消費するのは、
「最初の1歩を踏み出して、実際にやり始める瞬間」なのです。
重い腰を上げて、パソコンの画面を開いてキーボードに指を置いてしまえば、
そこから先は、最初の面倒くささが嘘のように、スルスルと作業が前に進んでいきます。
「たったの1行だけ書いてすぐに寝よう」と軽い気持ちで書き始めたのに、
気がつけば楽しくなって、数段落もの文章を書き終えていたという経験はありませんか?
これは、行動を起こした後に脳からやる気が湧いてくる「作業興奮」という仕組みなので、
この便利な心理現象を、ずる賢く自分の味方に変えてしまいましょう。
もしどうしても体調が悪かったり、気分が乗らなかったりする日は、
本当に予定通り1行だけで作業を切り上げて、すぐに布団に入ってしまっても大正解です。
その日も「ノルマをクリアしたぞ」と自分をたくさん褒めてあげることで、
その小さな自己肯定感が、次の日にまた机に向かう強い原動力になります。
書く時間をあらかじめスケジュールに組み込む工夫
多くの人が挫折する罠として、「一日の仕事が終わって、時間が空いたら書こう」
という風に、あやふやなスケジュールを立ててしまうことが挙げられます。
しかし、仕事や家事に追われる忙しい現代社会において、ぽっかりと空いた自由な時間というのは、
ただ受け身で待っているだけでは、24時間のどこを探しても絶対に巡ってきません。
時間は「余ったら使うもの」ではなく、「あらかじめ強制的に確保するもの」です。
僕もかつては時間不足に悩みましたが、自分のカレンダーの予定表に、
「ブログを執筆する時間」を、仕事の大切なアポイントメントや会議と、
全く同じ重みを持つ優先事項として、先回りでしっかりと書き込むようにしました。
この確保した時間内は、スマートフォンの電源を完全にオフにしたり、
SNSの通知をブロックしたりして、外部からの雑音をシャットアウトします。
誰にも邪魔されない自分だけの聖域のような執筆スペースを確保することで、
目の前の作業に対する集中度や生産性も、驚くほど跳ね上がっていきます。
どうしても毎日同じ時間帯に、まとまった時間を確保するのが難しいという場合は、
「毎日の通勤電車の移動時間」や「お風呂上がりのちょっとした30分」など、
日々の生活の中に必ず隠れている、小さな隙間時間を徹底的に探してみてください。
スマートフォンのメモ機能などを使い、その場で書き溜めておくのも有効です。
たとえ1回あたり15分や20分といった、ほんの少しの短い隙間時間であっても、
それを毎日コツコツと積み重ねていけば、1ヶ月で驚くほどの膨大な時間になります。
あなたのライフスタイルに寄り添った、最も心地よい時間配分の型を模索し、
それをあなたのスケジュール帳に、自信を持ってしっかりと刻み込んでいきましょう。
失敗を責めず、できなかった日の代替案を用意する
どれほど完璧な仕組みを作り上げ、固い決意を持って毎日を過ごしていたとしても、
どうしても突然体調を崩してしまったり、急な残業や用事が入ったりすることもあります。
そんな不測の事態が起きたとき、真面目な人ほど「計画を守れなかった」と激しく落ち込み、
そのまま糸が切れたように、すべての挑戦を投げ出してしまう傾向が強いです。
僕自身も非常に完璧主義なところがあり、たった1日予定通りにいかなかっただけで、
「せっかくこれまで続けてきたのに、もう全部めちゃくちゃだ」と自暴自棄になっていました。
しかし世の中に完璧なロボットのような人間などどこにも存在せず、
日々の生活の中で突発的なアクシデントが発生するのは、むしろごく自然なことです。
継続を成功させる上で本当に大切なのは、計画通りに進まなかったときに、
「いかにして素早く軌道修正するか」という、非常用の代替ルールを事前に作っておくことです。
僕が自分に課しているのは、「2日連続でサボるのだけは絶対に避ける」という、
とてもシンプルで、かつ精神的な負担が少ない、たった一つの防御策です。
「昨日できなかったのは仕方のない不可抗力だった」と自分を優しく許し、
「その代わり、今日は少しでもパソコンを開いて文字を書き進めよう」と、
昨日失った分をゆるやかに取り戻す、前向きな行動のスイッチを押してあげましょう。
挫折を防いで長く続けるための最大のコツは、常に自分への優しさを忘れないことです。
予定が狂うことすらも、最初からすべて「想定内の出来事」として計画に入れておくことで、
予期せぬトラブルが起きても、プレッシャーに心が押し潰されることがなくなります。
柳の木のようにしなやかに、どんな状況でも折れない心で、
あなたのペースを守りながら、息の長い継続をじっくりと続けていきましょう。
まとめ:まずは今日、パソコンを開くだけで合格
ここまで、ブログの作業を無理なく長期にわたって継続していくための、
様々な具体的な工夫や、僕自身の失敗から得た気付きについてお話ししてきました。
繰り返しになりますが、最も大切なことは、不安定な「意志の力」に頼るのを今すぐやめ、
あなたをそっと後ろから支えてくれる「仕組み」を、優しく作ってあげることです。
最初からすべての仕組みを完璧に整えようと、気負う必要はまったくありません。
僕も数え切れないほどの失敗と挫折を経て、今の無理のないスタイルにたどり端を歩んだので、
まずは「これなら今日からできそう」と感じる、ごく小さな一歩から試してみてください。
今日は、パソコンの前に座って電源を入れてみるだけでも、本当に十分すぎる進歩です。
他人の進捗と自分を比べて焦ったり、自分に厳しく当たりすぎたりすることなく、
日々の生活の中で生まれる、小さな変化や成長を面白がりながら、
あなただけの歩幅で、一歩ずつ前に向かって進んでいきましょうね。
少しずつでも作業を続けていくうちに、あなたの思いや発信する言葉を、
「更新されるのを楽しみに待っているよ」と受け止めてくれる人が、
あなたの知らないところで、少しずつ、でも確実に増えていくはずです。
その温かい喜びを味わうために、まずは目の前の小さな1歩を、心から愛してあげてください。
あなたがこれから進んでいく、素晴らしい継続への道のりを、僕は心から応援しています。
焦る必要はどこにもありませんので、どうか無理をせず楽しみながら、
これからも僕と一緒に、一歩ずつゆっくりと未来に向かって歩んでいきましょう。


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