深夜の2時、
パソコンの画面だけが白く光る部屋で。
僕はただ、
チカチカと点滅するカーソルを、
じっと見つめていました。
「あぁ、
今日も何も進まなかったな……」
思わずこぼれたため息は、
静まり返った部屋に、
むなしく吸い込まれていきました。
本当なら今頃、
記事が1本完成していて、
気持ちよく眠りについているはずだったのに。
目の前にあるのは、
たった数行しか書かれていない、
真っ白なWordのドキュメントだけ。
効率よく記事を書くためのノウハウや、
最新のAIツールの使い方ばかりを調べて、
気づけば何時間も経っていたんです。
「もっと早く、もっと楽に書ける方法があるはず」
そうやって情報を漁れば漁るほど、
頭の中は情報でパンクしてしまい、
いざ自分の言葉を紡ごうとすると、
ピタッと手が止まってしまう。
そんな泥沼のような経験、
あなたにもないでしょうか。
僕は過去に、
ネットビジネスで高額な投資をして、
「これで自分も変われる!」と信じ込んでいた時期がありました。
でも、
どれだけ高価な教材を読み込んでも、
パソコンの前に座ると、
2時間もの間、白紙を睨み続けるだけの絶望。
「自分には、
やっぱり才能なんてないんだ」と、
何度も自分を責めました。
そんな僕が、
今ではAIという相棒を手に入れて、
少しずつ、自分の言葉で記事を書けるようになっています。
でもそれは、
決して「魔法の効率化ツール」を、
見つけたからではありません。
むしろ、
徹底的な「時短」や「効率化」を、
思い切って捨て去ったからこそ、
前に進めるようになったと思うんですよね。
今日は、
僕がどうやってその「焦りのループ」から抜け出し、
不器用な自分専用の「型」を見つけたのか。
その泥臭い試行錯誤の過程を、
あなたの隣に座ってお話しするような気持ちで、
共有させてください。
「自動化」という甘い言葉に溺れて、自分を見失っていた日々
AIライティングの波が来たとき、
僕は本当に興奮しました。
「これなら、
人見知りで文章を書くのが苦手な僕でも、
一瞬で記事が量産できるんじゃないか?」
そう期待して、
僕は『Make(メイク)』という自動化ツールに、
手を出したんです。
Makeを使えば、
情報収集からAIによる記事作成、
そしてWordPressへの投稿まで、
すべてを全自動化できる。
そんな夢のような話を耳にして、
僕は休日の時間をすべて注ぎ込みました。
でも、現実は甘くありません。
複雑なシナリオ設定の画面とにらめっこしながら、
APIの連携を試みるものの、
赤いエラーマークが容赦なく点灯します。
「JSONのパースエラーってなんだよ……」
見慣れない英語のメッセージを翻訳し、
ネットで解決策を検索しては、
モジュールの設定をいじり返す。
一つ直せば、
また別の場所でエラーが出る。
その果てしないモグラ叩きを続けているうちに、
窓の外はすっかり暗くなっていました。
「あれ、僕はいったい、
今日1日何をしてたんだろう?」
本来の目的は、
自分の思いや気づきを記事にして、
読んでくれる誰かに届けることだったはずです。
それなのに、
「楽をすること」「自動化すること」自体が目的になり、
肝心の「書くこと」からは、
ずっと逃げ続けていたんですよね。
時短を目指しているはずなのに、
逆に膨大な時間をシステム設定に溶かしている。
その矛盾に気づいたとき、
過去に高額な教材を買い漁って、
ノウハウコレクターになっていた頃の自分が、
フラッシュバックしました。
「また同じ失敗を、
繰り返しているだけじゃないか……」
その事実に直面するのは、
本当に苦しくて、情けない体験でした。
完璧主義という見えない鎖が、僕たちの「0→1」を邪魔している
なぜ僕たちは、
そこまで「時短」や「効率化」に、
執着してしまうのでしょうか。
もちろん、
限られた時間の中で作業をするために、
効率を求めるのは自然なことです。
でも、僕自身の心の中を深く掘り下げていくと、
そこには「失敗したくない」という、
強い恐れが隠れていたんですよね。
自分で一から考えて、
一生懸命に書いた不格好な記事が、
誰にも読まれなかったらどうしよう。
「つまらない」と批判されたらどうしよう。
そんな恐怖と向き合うのが怖くて、
「AIが書いた完璧な記事」や、
「成功者が作った完璧なシステム」という鎧で、
自分を守ろうとしていたんだと思います。
「このツールを使えば間違いない」
「このプロンプトなら確実にウケる」
そうやって、
外側にある「正解」ばかりを探し求めていました。
でも、どれだけツールを使いこなしても、
どれだけ優れたAIに指示を出しても。
自分自身の中に「伝えたいこと」の種がなければ、
誰の心にも響かない、
無機質で冷たい文章が量産されるだけなんです。
AIが一瞬で出力してくれた、
綺麗に整っているけれど、体温を感じない記事。
それを読んで、
「これ、本当に僕が言いたいことなのかな?」と、
強烈な違和感を覚える。
そしてまた、
「もっと良いプロンプトがあるはずだ」と、
ノウハウ探しの旅に戻ってしまう。
効率化とは、すでにできている泥臭い行動を加速させるものであり、ゼロを生み出す魔法ではない。
この残酷な、でも当たり前の事実に、
僕はようやく気づくことができました。
ゼロからイチを生み出すプロセスは、
どれだけAIが進化しても、
結局は自分自身の泥臭い作業なんですよね。
自分の心の中にあるモヤモヤした感情や、
日々の小さな失敗から得た気づき。
それを拾い上げて、言葉にする。
そこには「時短」なんて存在しなくて、
ただ不器用に向き合うしかないのではないか、と。
効率化を全部捨てて見つけた、泥臭い「自分専用の型」
その気づきを得てから、
僕はMakeの複雑な設定画面を、
そっと閉じました。
「もう、全自動化は諦めよう」
そう呟いたとき、
不思議と肩の力がスッと抜けたのを覚えています。
まずは、不器用でもいいから、
自分の手触りを取り戻そう。
そう決心して、
僕はAIとの向き合い方を、
根本から変えることにしました。
一発で完璧な記事を出力させる、
魔法のような長文プロンプトを使うのは、
もうやめたんです。
代わりに始めたのは、
AIとの「泥臭いキャッチボール」でした。
例えば、
今日失敗したことや悩んでいることを、
そのまま、話し言葉でChatGPTに打ち込みます。
「今日、Makeの設定で5時間も無駄にしちゃって、
すごく落ち込んでるんだよね。
なんで僕って、こんなに効率化にこだわっちゃうのかな」
まるで、
深夜のファミレスで友人に愚痴をこぼすように。
するとAIは、
僕の散らかった感情を整理して、
客観的な視点を返してくれます。
「それは、失敗を恐れる完璧主義や、
正解を求めすぎる心理が原因かもしれませんね」
その返答を見て、
「あ、確かにそうかもしれない」と、
自分の中で小さな化学反応が起きる。
そこから、
「じゃあ、その完璧主義を捨てるためには、
どういう考え方が必要なんだろう?」と、
さらに問いを重ねていくんです。
一問一答ではなく、
何度も何度もやり取りを繰り返して、
記事の骨組みを少しずつ、手作業で作っていく。
構成ができたら、
次は見出しごとに、自分の過去の失敗談や、
リアルな感情を書き足していきます。
AIが整えてくれた綺麗な文章のままでは、
僕の言葉の温度が伝わらないから。
「ここはもっと、
情けない自分をさらけ出そう」
「ここは、
読者に寄り添うような言い回しに変えよう」
そうやって、一文字一文字、
自分の目で確認しながら手直しをしていく。
自動化や効率化という観点から見れば、
圧倒的に手間の掛かる、
泥臭くて面倒な作業の連続です。
でも、このプロセスこそが、
不器用な僕にとっての「自分専用の型」だったんですよね。
深夜の焦燥感が消え去り、やっと「今の自分」を認められた瞬間
効率化を捨てて、
この泥臭い「型」を受け入れてから。
僕の心の中にずっと居座っていた、
深夜のあの焦燥感が、
嘘のように消え去りました。
白紙の画面を前にフリーズすることはなくなり、
「とりあえずAIに話しかけてみよう」という、
低いハードルから始められるようになったからです。
「今日も何もできなかった」と、
自分を責めながらベッドに入る夜はなくなりました。
代わりに、
「今日はAIと構成まで練れたな」
「明日は本文の肉付けをしよう」
そんな風に、
自分の小さな一歩を、
素直に認められるようになったんです。
僕たちはどうしても、
「一気に完成させなきゃ」
「誰が見ても完璧なものを作らなきゃ」と、
自分自身でハードルを上げてしまいがちですよね。
でも、最初から完璧な人なんて、
この世のどこにもいません。
どんなに凄い実績を出しているように見える人も、
裏では必ず、泥臭い試行錯誤を繰り返して、
何度も失敗しているはずなんです。
だから、
もしあなたも今、
「思うように進まない」「もっと効率よくやらなきゃ」と、
焦りを感じているなら。
一度、その重い荷物を、
そっと下ろしてみませんか。
不器用なら不器用なりの、
泥臭くても確実な進み方が、
必ずあるはずです。
まずは、
今のあなたの悩みやモヤモヤを、
そのまま言葉にしてみる。
AIに話しかけるだけでもいいし、
手元のノートに書き殴るだけでも構いません。
その「ゼロからイチ」を生み出す小さな行動が、
必ずあなたを、
昨日とは違う場所へ連れて行ってくれます。
僕自身、
まだまだAIという相棒と一緒に、
試行錯誤の真っ最中です。
カッコ悪い失敗もするし、
全然うまくいかなくて落ち込む日もあります。
でも、そんな「今の泥臭い自分」を、
少しだけ愛せるようになってきました。
これからも、
雲の上の成功者のような、
華やかなお話はできないかもしれません。
でも、読者のあなたの隣に座って、
「今日、こんな失敗しちゃったんですよね」と、
一緒に笑い合えるような。
そんな等身大の発信を、
これからも続けていきたいと思っています。
焦らず、少しずつ。
一緒に、あなただけの「型」を見つけていきましょう。
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