徹夜で書いた記事が誰にも読まれず絶望した私が、たった一つの「型」と捨てるマインドで再スタートを切るまでの泥臭い記録。

マインド

夜中の3時。
静まり返った部屋の中で、
僕はパソコンの画面をそっと閉じました。

「よし、これで完璧だ。」

心地よい疲労感とともに、
ベッドに倒れ込んだ日のことを、
今でも鮮明に覚えているんですよね。

数日かけて情報をリサーチして、
一言一句、何度も何度も推敲して。

「この記事なら、絶対にたくさんの人に読んでもらえるはずだ。」
そう確信して公開ボタンを押した、
あの渾身の一作。

でも、数時間後に目を覚まして、
ワクワクしながらアナリティクスの画面を開いた僕を待っていたのは、
あまりにも残酷な現実でした。

PV(ページビュー)の数字は、
きれいな「0」のまま、
ピクリとも動いていなかったんです。

僕は幼少期から、
極度の人見知りな性格でした。

人前で話そうとすると、
すぐに顔が赤くなってしまい、
言いたいことの半分も口に出せない。

そんな自分を変えたくて、
いや、現実逃避したかったのかもしれません。

ネットの世界なら、
顔を合わせることなく自分を表現できる。
そう信じて、
過去にネットビジネスの世界へと足を踏み入れました。

決して安くはない、
高額な投資までして。

「ここでなら、僕も何者かになれるかもしれない。」

そんな淡い期待を抱いて、
必死にキーボードを叩いてきたんです。

でも、どれだけ時間をかけても、
どれだけ言葉を飾っても、
画面の向こうの誰かには、まったく届かない。

「自分の書くものには、何の価値もないんじゃないか……」

あの時の絶望感と胸の奥の冷たい痛み、
あなたも一度くらい、
味わったことがあるのではないでしょうか。

「渾身の一作」ほど誰にも読まれないのはなぜ? / 徹夜明けの僕を襲った、残酷すぎる現実

当時の僕は、
ネットビジネスに高額な投資をしたという焦りから、
常にある強迫観念に追われていました。

「お金をかけた分、早く結果を出さなきゃいけない。」
「読者をあっと言わせるような、すごい記事を書かなきゃいけない。」

だからこそ、
徹夜をしてまで「完璧な記事」を作ろうと、
必死にもがいていたんですよね。

でも、いくら時間をかけても、
読まれない記事は読まれません。

アナリティクスの「0」という数字を見つめながら、
僕はふと、あることに気がついたんです。

僕が徹夜で書いていたあの記事は、
本当に「読者のため」を思って書かれたものだったのだろうか、と。

思い返してみれば、
文章の中には「専門用語」や「難解な言い回し」が散りばめられ、
まるで、どこかの偉い先生が書いたような、
堅苦しい言葉ばかりが並んでいました。

「僕はこんなに知っているんだぞ」
「僕はこんなに努力しているんだぞ」

そんな、自分を大きく見せたいというエゴが、
文章の端々から透けて見えていたんです。

僕は読者の悩みではなく、「成功者に見られたい自分」に向かって記事を書いていたんです。

読者が求めているのは、
辞書に載っているような正しい知識でも、
上から目線の説教でもありません。

隣に座って、
「その気持ち、わかるよ」と共感してくれる、
体温のある言葉だったんですよね。

それに気づいた時、
自分が今までどれだけ独りよがりな文章を書いていたのか、
恥ずかしくてたまらなくなりました。

真っ白な画面を2時間睨み続けた夜。 / 「すごいことを書かなきゃ」という呪縛の正体

「読者に寄り添う文章を書こう。」

そう頭では理解したつもりでも、
いざパソコンの前に座ると、
今度は別の壁が立ちはだかりました。

WordPressの新規投稿画面を開き、
真っ白なエディタを前にすると、
指がピタリと止まってしまうんです。

「こんなありきたりなこと、書いても意味がないんじゃないか?」
「もっと画期的なノウハウを書かないと、誰にも読まれないんじゃないか?」

そんな声が頭の中でぐるぐると回り、
タイトルを入力したまま、
本文の最初の1行がどうしても書けない。

カーソルがチカチカと点滅するのを、
ただぼんやりと見つめる時間。

時計の針が進む音だけが、
静かな部屋に響いていました。

「何か書かなきゃ。」
「でも、何をどう書けばいいのか分からない。」

焦れば焦るほど、頭の中は真っ白になっていき、
気づけば2時間が経過している。

結局、一文字も書けないまま、
そっとパソコンの画面を閉じる。

そんな夜を、
僕は何度も何度も繰り返してきました。

「完璧主義」という呪縛が、僕から言葉を奪い、一歩も動けなくさせていたんですよね。

最初から100点の文章を書こうとするから、
ハードルが上がりすぎて、
何も生み出せなくなってしまう。

何者でもない自分が、
いきなり「すごいこと」なんて書けるわけがないのに、
理想の高さばかりが独り歩きしていたんです。

「AIに丸投げ」で痛い目を見た僕が気づいたこと。 / 不器用な相棒と見つけた、たった一つの「型」

「このままじゃ、いつまで経っても何も変わらない。」

白紙を睨み続ける地獄から抜け出したくて、
僕はどうすれば執筆が楽になるのかを、
必死に探し求めました。

そこで出会ったのが、
文章の「型」という考え方と、
今ではすっかり僕の相棒となった「AI」の存在です。

最初は正直、
「AIに任せれば、全部自動で書いてくれるんじゃないか」
なんて、甘い期待を抱いていました。

プロンプトに「ブログ記事を書いて」と入力し、
出てきた文章をそのまま貼り付ける。

「これなら、もう白紙を睨む必要はない!」
そう喜んだのも束の間でした。

出力された文章は、
確かに日本語としては正しいし、
論理的にも破綻していません。

でも、どこかの教科書から切り取ってきたような、
無機質で、面白みも、体温もない文章だったんです。

「これじゃ、僕が書く意味がないじゃないか。」
そう痛感しました。

そこから、
僕とAIの泥臭い二人三脚が始まりました。

AIは「魔法の杖」ではありません。
ただ指示を出すだけでは、心に響く文章は生まれないんです。

重要なのは、
自分の経験や感情を埋め込むための「型」を用意し、
AIを思考を整理するための「壁打ち相手」として使うこと。

最近では、
「Make」というツールを使って、
執筆のプロセスを自動化できないかと日々研究しています。

でも、これもまた一筋縄ではいきません。

モジュールを繋ぎ合わせて、
「よし、これで動くはず!」とテスト実行ボタンを押す。

すると画面には、
無情にも真っ赤なエラーメッセージが表示される。

「どこで設定を間違えたんだ?」
「APIのキーが違うのか?」
「それともデータの渡し方がおかしいのか?」

一つ一つの設定を見直して、
気づけば半日が溶けているなんてこともザラです。

それでも、この泥臭い試行錯誤のプロセスこそが、
AIという不器用な相棒と信頼関係を築くための、
大切な時間だと思っているんですよね。

「成功者」の仮面なんて、今すぐ捨ててしまえばいい。 / 0から1を生み出すための、泥臭いマインド

AIと一緒に格闘し、
文章の「型」に自分の感情を当てはめていく中で、
僕の中の「完璧主義」という重たい鎧が、
少しずつ溶けていくのを感じました。

なぜ僕たちは、
文章を書くときに「すごい人」を演じようとしてしまうのか。

それは、
「自分には価値がない」という自信のなさを、
虚勢を張って隠そうとしているからではないでしょうか。

でも、読者が求めているのは、
雲の上の「成功者」の自慢話ではありません。

同じように悩み、
同じように壁にぶつかりながらも、
一歩先を歩いている「実践者」のリアルな声なんですよね。

だから僕は、
「成功者として振る舞うこと」を捨てることにしました。

過去の大きな失敗も、
2時間白紙を睨み続けた絶望も、
Makeの設定でエラーを出して半日溶かしたカッコ悪い今の自分も。

全部、そのまま出してしまえばいい。

「過去の大きな成功」なんて必要ない。今の泥臭い失敗こそが、誰かの背中を押す勇気になるんです。

0から1を生み出すのは、
本当にしんどくて、エネルギーのいる作業です。

でも、最初から100点を目指す必要なんてありません。
60点の出来でも、いや、30点でもいい。

まずは自分の言葉を、
不器用でもいいから外に出してみる。

その小さな一歩の積み重ねが、
やがて確かな自信に変わっていくことを、
今の僕は身をもって実感しています。

あなたの「今日の失敗」を待っている人がいる。 / 完璧主義を手放して、一緒に踏み出しませんか?

もし今、
あなたが過去の僕と同じように、
パソコンの画面の前で固まっているなら。

「何を書けばいいのか分からない」と、
カーソルの点滅をただ見つめているなら。

上手く書こうとするのを、
一度やめてみませんか。

すごいノウハウなんていりません。
今日、あなたが何に悩み、何に躓き、
そして何を試したのか。

その泥臭い「今日の記録」を、
そのまま言葉にしてみてください。

「こんな失敗をしちゃったんですよね」
「こういう時、どうすればいいんでしょうか」

そんな風に、
隣にいる友人に語りかけるように、
文字を紡いでみてください。

あなたのその飾らない言葉が、
同じように悩んでいる誰かにとって、
暗闇を照らす小さな光になるはずです。

僕もまだまだ、
AIの出力に首を傾げたり、
システムのエラーと格闘したりする泥臭い日々を送っています。

完璧な人間なんて、どこにもいません。

だからこそ、
一緒に泥臭く、不器用に、
今日の一歩を踏み出していきませんか。

あなたのその一歩が、
あなた自身の明日を、きっと軽くしてくれると信じています。


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