最近、
SNSを開くたびにちょっと息苦しくなること、
ありませんか。
「たった10分で記事が完成!」
「AIに丸投げで完全自動化!」
そんな華々しい言葉が、
タイムラインには溢れていますよね。
まるで魔法のように、
誰もが簡単に、
あっという間に結果を出しているように見えてしまう。
そのたびに、
自分の歩みの遅さに落ち込んだり、
「このままじゃ置いていかれる」と、
焦りを感じたりしていないでしょうか。
実は僕も、
少し前までそんな「圧倒的な時短」という言葉に、
振り回されていた一人なんです。
もともと人見知りで、
器用に物事をこなせるタイプではありません。
だからこそ、
「効率化」や「自動化」という言葉が、
自分を救ってくれる蜘蛛の糸のように見えたんですよね。
でも、
誰かの真似をして無理にスピードを追い求めても、
待っていたのは「楽になること」ではなく、
圧倒的な疲弊感でした。
今日は、
僕が「無理な時短」をすっぱりと諦め、
泥臭く自分なりの「効率の型」を見つけるまでの、
リアルな失敗と気づきをお話しさせてください。
「圧倒的効率化」という甘い罠にハマっていたあの頃
思い返せば、
僕がこの「簡単・時短」の罠にハマったのは、
今のAIブームよりずっと前のことでした。
過去にネットビジネスに挑戦した時、
「このテンプレート通りにやれば、
誰でもすぐに結果が出ます」
という謳い文句を信じて、
高額な投資をしたことがあるんです。
「これで僕も、
苦労せずにスラスラ記事が書けるようになる!」
そう期待してパソコンの前に座ったのですが、
現実はそんなに甘くありませんでした。
いざテンプレートを埋めようとしても、
自分の言葉が全く出てこないんです。
カーソルだけがチカチカと点滅する、
真っ白な画面。
それをただ2時間、
じっと睨み続けるだけの絶望的な時間。
「こんなに優れたノウハウがあるのに、
何も書けない自分には才能がないんだ…」
そんな風に自分を責めて、
すっかり自信を失ってしまいました。
そして時が経ち、
AIという信じられないほど便利な相棒が、
僕たちの前に現れました。
今度こそ、
このツールを使えば「あっという間に」作業が終わるはずだ。
そう思った僕は、
またしても他人の「時短プロンプト」に飛びついたんです。
「これをコピペするだけで、
完璧なブログ記事が数秒で完成します!」
その言葉通りにプロンプトを入力し、
エンターキーを叩く。
「出力中…」
画面には、
僕が2時間かけても書けなかったような文字量が、
ものすごいスピードで並んでいきました。
最初は感動しました。
「これだ!これで僕も時短の仲間入りだ!」と。
でも、
出来上がった文章をじっくり読んでみると、
そこには強烈な違和感があったんです。
確かに日本語としては正しいし、
論理的にも破綻していません。
でも、
そこには「僕の体温」が全く感じられなかった。
誰にでも当てはまるような、
綺麗だけど無機質な言葉の羅列。
これを「自分の発信」として世に出すことには、
どうしても抵抗がありました。
結局、
その無機質な文章を自分らしく直そうと、
言い回しを変えたり、
エピソードを足したり引いたりしているうちに、
気づけばゼロから書くよりも、
はるかに長い時間がかかってしまったんです。
誰かの「最速」をそのままなぞっても、自分の「最速」にはならないんですよね。
他人の靴を無理に履いて走ろうとしても、
靴擦れを起こして、
かえって歩みが遅くなってしまう。
そんな当たり前のことに、
僕はようやく気がつきました。
完璧主義を手放し、「泥臭い0→1」と向き合う日々
「AIに丸投げして10分で終わらせる」
という幻想を打ち砕かれた僕は、
やり方を根本から見直すことにしました。
そもそも、
執筆という作業を「完全に自動化」すること自体が、
僕の目指す場所とは違っていたんだと思うんです。
僕が読者に届けたいのは、
教科書みたいな完璧な情報ではなく、
「今、僕がどんな壁にぶつかり、
どうやってそれを乗り越えようとしているか」
という、リアルな泥臭さだからです。
そこで僕は、
「自分サイズの効率化」を模索し始めました。
今、僕は執筆や情報収集を少しでも楽にするために、
「Make」という自動化ツールを研究しています。
(複数のアプリを連携させて、
作業を自動で行ってくれる便利なツールです)
「自動化ツールを使っているなら、
やっぱり楽してるんじゃないの?」
そう思われるかもしれませんが、
現実は全く違います。
このツールの「初期設定」が、
信じられないくらい泥臭いんですよ。
例えば、
あるアプリから別のアプリへ、
データを渡すだけのシンプルな仕組みを作ろうとした時のこと。
モジュールを画面上に配置して線で繋ぎ、
「よし、これで動くはず!」と、
意気揚々とテスト実行ボタンを押す。
すると、
画面の端に赤い文字で無情なエラーメッセージが表示されるんです。
「データ形式が間違っています」
「APIの認証に失敗しました」
「え、なんで?マニュアル通りにやったのに…」
英語だらけのドキュメントを翻訳ツールにかけ、
どこで設定を間違えたのか、
一つ一つの項目を穴が開くほど見つめ直す。
修正してはテストを回し、
また別の赤いエラーが出てため息をつく。
そんなことを繰り返しているうちに、
気づけば休日の午後が丸ごと潰れていた、
なんてことは日常茶飯事です。
「これ、手作業でやった方が
圧倒的に早かったんじゃないか…?」
そう一人でツッコミを入れたくなる瞬間が、
何度もありました。
でも、
この泥臭い「0→1」の構築作業から逃げてしまったら、
いつまで経っても自分専用の武器は手に入りません。
完璧な全自動を目指すのではなく、
「自分が一番苦痛に感じる部分」を、
少しだけ機械に手伝ってもらう。
そのための土台作りだと割り切ることにしたんです。
便利な仕組みの裏側には、必ず泥臭い「0→1」の試行錯誤が隠れているのではないでしょうか。
他人が作った「完成品」を買ってくるのではなく、
自分で手を動かして、
エラーと格闘しながら作り上げた仕組みには、
不格好でも愛着が湧くんですよね。
焦りが消えた日。僕が見つけた「効率の型」とは
そんな泥臭い試行錯誤を繰り返すうちに、
僕はAIとの「心地よい距離感」を、
少しずつ掴めるようになってきました。
僕の場合、
一番筆が止まりやすいのは、
「何を書こうか」とテーマを絞り込み、
記事の構成(骨組み)を考える段階です。
過去の僕が2時間白紙を睨み続けていたのも、
この「最初の壁」を越えられなかったからです。
だから今、
僕はAIに「記事を書いてもらう」ことはしません。
代わりに、
「構成の壁打ち相手」になってもらうことにしたんです。
「今日は、自動化ツールの設定で
エラーばかり出て落ち込んだ話から、
泥臭さの価値について書きたいんだけど、
どんな見出しの構成がいいかな?」
こんな風に、
友達に相談するような感覚でプロンプトを投げます。
するとAIは、
いくつかのアウトラインを提案してくれます。
もちろん、
それをそのまま使うわけではありません。
「この2番目の見出しはちょっと堅苦しいから、
もっと僕の失敗談を中心に膨らませたいな。
別の切り口はある?」
そうやって何度もラリーを繰り返すうちに、
「あ、この流れなら僕の言葉で書けそうだな」
という、しっくりくる構成が出来上がるんです。
骨組みさえ決まってしまえば、
あとは自分の言葉を当てはめていくだけ。
相変わらず不器用なので、
文章を紡ぐのには時間がかかります。
「1日10分で完了!」なんていう魔法のスピードには、
到底及びません。
でも、
かつてのように「何から手をつければいいかわからない」と、
絶望しながら画面を睨む時間は、
完全にゼロになりました。
「遅くてもいいから、止まらない」
これが、
僕が見つけた「自分サイズの効率の型」です。
不思議なことに、
この型を見つけてからというもの、
SNSで他人の「爆速成果」を見ても、
心がざわつくことがなくなりました。
「あの人はあの人のペースで走っている。
僕は僕の歩幅で、確実に前に進んでいる」
そう思えるようになったからです。
圧倒的なスピードより、途切れない「継続」のほうが、結果的に遠くまで行けると思うんです。
無理な時短で息切れして立ち止まってしまうより、
不格好でも歩き続けることのほうが、
よっぽど大きな意味があるのではないでしょうか。
「遅咲き」でも大丈夫。今の泥臭い試行錯誤を愛そう
情報が溢れる今の時代、
僕たちはどうしても、
「見栄えの良い成功法則」に惹かれてしまいます。
いとも簡単に結果を出しているように見える人たちが、
すぐ隣にいるように錯覚してしまうからです。
でも、
画面の向こう側の華やかな結果に焦る必要は、
全くありません。
「うまく設定できない」と頭を抱えた時間も、
「AIの文章が冷たい」と悩んだ経験も、
すべてがあなただけの「一次情報」になります。
失敗や遠回りは、
決して無駄な時間ではありません。
むしろ、
その泥臭い試行錯誤の過程こそが、
同じように悩んでいる誰かの心を打つ、
強力なメッセージになると思うんですよね。
だから、
完璧主義なんて捨ててしまいましょう。
10分で記事が書けなくてもいい。
完全自動化なんてできなくてもいい。
あなたが今日、
悩みながらもキーボードを叩いたその一歩は、
確実にあなたを前に進めています。
僕もまだまだ、
エラー画面とにらめっこしながら、
不器用に「0→1」を積み上げている最中です。
これからも、
カッコつけた成功談ではなく、
今日の失敗や気づきを、
こうして隣に座るような感覚で、
あなたに共有していきたいと思っています。
焦らず、比べず、
自分サイズの歩幅で。
一緒に泥臭く、前に進んでいきましょう。
【セハムからのお知らせ】
24時間365日、あなたの代わりに記事を書き続ける『AI広報部』。その構築のリアルな裏側や、僕が日々実践している最新のAI活用術を発信しています。
副業で結果が出ず悩んでいるなら、ぜひ僕の試行錯誤を覗きに来てください。DMでの相談も大歓迎です。一緒に壁を突破しましょう。
▼ セハムの発信をチェックする



コメント