『最短最速の型』に飛びついて遠回りした過去を後悔する私が、自分を責めずに再びPCを開くために見つけた等身大のマインド。

マインド

夜中の2時。

静まり返った部屋の中で、
パソコンのファンの音だけが、
低く唸るように響いていました。

モニターに広がるのは、
文字がひとつも書かれていない、
真っ白なドキュメント。

一番上の行で、
黒いカーソルがチカチカと、
規則正しく点滅を繰り返しています。

その一定のリズムが、
まるで「お前には何も書けないのか?」と、
冷たく問い詰めてくるように感じていました。

時計の針を確認すると、
気合いを入れてデスクに向かってから、
すでに2時間が経過しています。

なけなしのお金をはたいて、
ネットビジネスの高額な教材に投資し、
「さあ、やるぞ」と意気込んでいたあの日の夜。

「この通りにやれば、
誰でも最短最速で結果が出ます」

そんな魅力的な言葉を信じて、
手に入れたはずの「魔法のテンプレート」が、
すぐ横のノートに開かれているのに。

僕の指は、
キーボードの上で凍りついたように、
ピクリとも動きませんでした。

ため息をつくたびに、
「どうして自分にはできないんだろう」という、
重たい自己嫌悪がのしかかってきます。

あなたも今、
同じように画面の前で手が止まり、
自分を責めてしまう夜を過ごしていませんか?

一生懸命やろうとしているのに、
どうしても最初の一文字が打ち出せない。

今日は、
そんな過去の僕と同じように、
もがき苦しんでいるあなたに向けて。

僕が遠回りの果てに見つけた、
不格好でも自分らしく前に進むための、
小さな気づきをお話しさせてください。

「これさえやれば」の甘い罠 / 最短最速の型が、僕から思考を奪った理由

幼い頃から人見知りで、
人前で自分の意見を言うのが、
本当に苦手な性格でした。

目立つことを避け、
いつも誰かの後ろに隠れて、
波風を立てないように生きてきたんです。

だからこそ、
ネットの世界で見つけた「型」という存在は、
僕にとって救いの手のように見えました。

「この順番で書きましょう」
「ここにはこの言葉を当てはめましょう」

そんな風に道筋が決められているなら、
自信がない自分でも、
すごい文章が書けるんじゃないか。

そう信じて疑わなかったんですよね。

でも、
いざその「型」に沿って書こうとすると、
途端に頭の中が真っ白になりました。

「このセクションでは、
読者の強い共感を煽ってください」

教材にはそう書かれているけれど、
共感を煽るってどうすればいいんだろう。

見よう見まねで、
成功している人の真似をして、
強い言葉を使ってみようとする。

「こんなの、僕の言葉じゃない…」

画面に打ち込まれた文字を見るたびに、
猛烈な違和感が押し寄せてきました。

それはまるで、
サイズが全く合わない他人の服を、
無理やり着せられているような感覚です。

最短最速で結果を出すための「正解」を、
外側にばかり求めてしまった結果。

自分が本当は何を感じていて、
読者に何を伝えたかったのかという「本音」を、
完全に置き去りにしていたのではないでしょうか。

型に当てはめようとすればするほど、
僕自身の思考は停止し、
ただの作業ロボットになろうとしていたんです。

完璧主義という名の呪縛 / 「何も書けない2時間」が教えてくれたこと

なぜ、
あの日の僕は2時間もの間、
白紙の画面を睨み続けることになったのか。

今振り返ってみると、
その原因は痛いほどよくわかります。

それは、
「絶対に失敗したくない」という、
強すぎる完璧主義の呪縛でした。

高額な投資をしたのだから、
絶対に元を取らなければいけない。

最初から素晴らしい記事を書いて、
周りの人に「すごい」と思われなければいけない。

そんな高すぎるハードルを、
自分自身で勝手に設定してしまっていたんですよね。

だから、
勇気を出して1行書いてみても、
「これじゃショボいと思われるかもしれない」と、
すぐにBackSpaceキーを連打して消してしまう。

また別の言葉を思いついても、
「型から外れているからダメだ」と、
自分で自分にダメ出しをしてしまう。

そうやって、
自分の心から湧き上がる小さな声を、
自分自身で次々と握りつぶしていたんです。

失敗を恐れるあまり、何も生み出さない無難な道を選んでしまう。それが一番の「失敗」だと気づけなかったんです。

「完璧なものを出さなければ」
という思い込みは、
行動する勇気を根こそぎ奪っていきます。

等身大の、
まだ何もできないショボい自分を、
認めるのが怖かったのかもしれません。

でも、
ゼロからイチを生み出す段階で、
最初から完璧なものなんて絶対に作れませんよね。

転んで、泥だらけになって、
恥ずかしい思いをしながらでも、
とにかく前に進むしかない。

その「泥臭さ」から逃げて、
綺麗な近道ばかりを探していたことが、
一番の遠回りだったと、
今ならはっきりと分かります。

泥臭くてもいい、「今の自分」をさらけ出す勇気 / AIという相棒との出会い

そんな絶望的な日々を経て、
今の僕がどうしているかというと。

相変わらず、
スマートにサクサクと記事を書けるような、
天才的なライターにはなれていません。

でも、
あの頃のように白紙を前にして、
2時間フリーズすることはなくなりました。

完璧な型を探し求めるのをやめて、
「AI」という新しい相棒と一緒に、
泥臭く試行錯誤する道を選んだからです。

とはいえ、
AIに丸投げして「はい、完成」というような、
魔法の使い方をしているわけではありません。

いかにして執筆の壁を低くし、
自分らしい言葉を読者に届けるか。

そのために、
日々Make(自動化ツール)と格闘しながら、
仕組みづくりに挑戦しています。

昨日も、
記事の構成案を作る自動化フローを組んでいて、
変数の設定を一つ間違えました。

「あれ?全然違うデータが入ってる…」

何度テストを実行しても、
エラー通知ばかりが飛んできて、
頭を抱えていたんですよね。

プロンプトを少し書き換えては試し、
また失敗しては原因を探る。

時には、
AIが予想外のトンチンカンな文章を出力して、
思わず一人で笑ってしまうこともあります。

でも、
そんな不格好な試行錯誤のプロセスこそが、
今の僕にとっては最大の武器なんです。

「うまく書こう」「すごい人に見られよう」
という見栄を捨てて。

今日つまずいたことや、
Makeの設定で何時間も悩んだリアルな経験を、
そのまま「今日の気づき」として外に出してみる。

自分を大きく見せるための型ではなく、
等身大の今の自分をさらけ出すこと。

それが、
読者の方と同じ目線で語り合うための、
唯一の方法ではないでしょうか。

AIを「型を作るためのツール」ではなく、
「自分の思考を引き出してくれる壁打ち相手」として使う。

そう考えるようになってから、
執筆に対するプレッシャーが、
すっと軽くなっていったのを感じています。

自分を責めずに、明日もPCを開くために / 「今日の1文字」を愛おしむ

SNSを開けば、
「たった数ヶ月で大成功」といったような、
眩しい成果報告が次々と流れてきます。

そういう情報に触れると、
「最短最速の型」に頼りたくなる気持ちは、
痛いほどよくわかります。

自分だけが取り残されているような気がして、
焦ってしまうんですよね。

でも、
誰かの借り物の言葉で塗り固めた成功よりも、
自分の内側から絞り出した不格好な言葉の方が、
ずっと価値があると思うんです。

遠回りをして、
2時間も白紙を睨み続けたあの痛い経験があるからこそ。

今、
こうして自分の言葉を紡ぎ出せることの喜びを、
心の底から噛み締めることができています。

だから、
もしあなたが今日、
パソコンの前に座っても何も書けなかったとしても。

どうか、
そんな自分を責めないでください。

「書けなかった」というその苦しい感情すらも、
いつか必ず、
誰かの心に寄り添うための大切なネタになります。

遅くてもいい。

遠回りになってもいい。

正解のテンプレートを探すのをやめて、
まずは今のあなたの思いの丈を、
そのまま画面に書き殴ってみませんか?

「今日は全然ダメだった」
「AIのプロンプトが上手くいかなくてイライラした」

そんな愚痴からでも構いません。

完璧じゃなくていいから、
まずは最初の1文字を置いてみる。

その小さな勇気の積み重ねが、
きっと、
あなたにしか書けない独自の文章へと繋がっていくはずです。

僕もまだまだ、
泥臭い試行錯誤の真っ最中です。

明日もまた、
Makeのエラーと格闘しながら、
AIと一緒に不格好な歩みを進めていきます。

焦らず、自分を許しながら。
一緒に、
少しずつ前へ進んでいきましょう。


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